アーギュメンツ03

『アーギュメンツ』九州上陸記念イベント第1弾: 「なにもないところに話しかける」 ――大前粟生 & 逆卷しとね トークイベント――

「たべるのがおそい」で衝撃的な話題を呼んだ「回転草」、冬休みに母と妹とともに亡き祖父の湖畔の家で過ごした恐怖の日々を描いた「夜」、キリンになったミカを解体する描写からはじまる「彼女をバスタブにいれて燃やす」、記録的な吹雪の夜に現れたユキとの氷の生活を綴った「海に流れる雪の音」をはじめとする、愛と狂気と笑いと優しさと残酷さとが混在した10の物語(http://www.kankanbou.com/kankan/?itemid=900)。

これまで、『アーギュメンツ』による批評コミュニティ可視化の実験は、東京と関西を中心としたものでした。しかし今号の手売りは全国的に展開し、九州にもすでに上陸しています。この「棲み分けられた複数の関心を繋ぐ一冊の本」と共に福岡における知のコミュニティを可視化すべく、関連イベントを開催していく予定です。『アーギュメンツ』九州上陸記念イベント第1弾の舞台は、福岡の書肆文化コミュニティ形成を先導するブックスキューブリック箱崎店です。

ゲストは、6月に福岡の出版社、書肆侃侃房より短編集『回転草』を出版、『アーギュメンツ#3』にも小説「断崖」を寄稿された気鋭の小説家・大前粟生(おおまえ・あお)さんです。『アーギュメンツ』のコンセプトや寄稿に至る経緯、全体を読んだ印象はもちろん、大前さんの小説観、影響を受けた作品、作品の制作過程を伺い、「なにもないところに話しかける」大前文学の世界の仕組みについて、対話のなかで解き明かしていきます。聞き手は、市民参加型の学術イベント「文芸共和国の会」(http://republicofletters.hatenadiary.jp/)を主宰し、同誌の企画、Jホラー座談会に参加している逆卷しとねさんが務めます。

当日、みなさんとともに考えるコミュニティの一員となれるひとときを楽しみにしています。
※イベント開始前18:00~19:00とイベント終了後の懇親会までの時間帯に、『アーギュメンツ』#1~3の販売を行います(#1・2は各1,000円、#3は2,000円)。

▼イベント概要
日 時:2018年8月4日(土)19:00スタート(18:30開場)
会 場:カフェ&ギャラリー・キューブリック
(ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14 JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)

出 演: 大前 粟生(小説家)
逆卷 しとね(学術運動家)

参加費:2000円(1ドリンク付・要予約)
※終演後に懇親会あり(参加費1500円・カレーと2ドリンク付・要予約)
※18時半~19時 開演前にカフェの食事メニューをご利用いただけます。

▼予約方法
当ページ下部のフォームからお申し込みください。
懇親会へのご参加をご希望の方は、その旨を備考欄にお書きいただき、送信ください。

▼登壇者プロフィール
大前粟生(おおまえ・あお)
1992年兵庫県生まれ。京都市在住。2016年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」がGRANTA JAPAN with 早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に選出され小説家デビュー。「ユキの異常な体質または僕はどれほどお金がほしいか」で第2回ブックショートアワード受賞。「文鳥」でat home AWARD大賞受賞。著書に短編集『のけものどもの』(惑星と口笛ブックス)。

逆卷しとね(さかまき・しとね)
1978年東京生まれ宮崎育ち。北九州市在住。異分野遭遇/市民参加型学術イベント「文芸共和国の会」(広島以西で年4回開催)世話人(http://republicofletters.hatenadiary.jp/)。主な論稿に「アーティチョークの茎とアカシアの石板――アーシュラとダナが出会うとき」(『ユリイカ』2018年5月号)、「クトゥルーの呼び声に応えよ――ラヴクラフト時代の思想/クトゥルー新世の物語」(『ユリイカ』2018年2月号)。


8/4(土)ブックスキューブリック箱崎(福岡)